なぜ高専を脱出したいのか

高専を脱出したいと考えた始めたのは高専に入学して二年目の秋頃だ

理由は、高専に何のために通っているかわからなくなったからである

高専に通っていることを周囲の大人に伝えると大抵

高専ってすごいんでしょ!何勉強してるの?」

と聞かれるがわからない。自分が所属しているコースは薄く広くたくさんのことを学ぶことがテーマらしいが実際に自分が何を学んでいるのかはわからない

高専に入学した私は卒業後エンジニアになるらしいがエンジニアになった自分の姿が想像できないしエンジニアになるつもりもない。やりたいことも特にない。自分が何を勉強しているのかもわからない。本当に通い続ける必要があるのかという疑問が頭に浮かんだ。

高専入学前に言われた

「もしもこの学校が君に合わなかったら4年生になるタイミングでやめればいい。そうしたら高校卒業程度の資格がもらえるからね」

を信じ今日まで通ってきたが、実際に調べてみると4年生になるタイミングで学校をやめると、最終学歴は中卒だし高卒認定資格が貰えるのかどうかも定かではない。つまり、4年になるタイミングでやめようが5年の途中でやめようが入学して1日目にやめようが就職という点ではなんら変わらないのだ。卒業するつもりのない私にとって高専に通い続ける意味はもはや感じられない一刻も早く高専を脱出しなければいけない